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「オープンエンデッド・プロダクト - ものづくりとトランジションデザインの接続を試みる」参加者の声




このプログラムは、日立製作所がTakramと共同で進めている「開かれた製品」に関するリサーチに基づき、プロダクトデザインや製品開発、ビジョンや未来シナリオに携わる方を対象に行われました。

サステナブルな未来へのトランジションの必要性と、大量生産・大量消費のシステムが地球環境や人々のウェルビーイングに及ぼす弊害がより強く認識されるにつれ、工業製品の在り方にも課題意識が向けられ始めています。「ものづくりのトランジション」とは、どうあるべきなのでしょうか?ワークショップでは、一般的な開発サイクルに沿ってつくられる製品が、多くの人にとって過剰な価値を提供してしまったり、すべての人がもつ固有の文化的・身体的なニーズに応えられず、特定の人々に重荷を背負わせてしまったりする可能性に気づくための視点を養い、「開かれた製品」のアイデアを創造することを目指しました。

当日発表されたお題は「自販機」。参加者は事例集やパターンランゲージをもとにアイデアを創出、スケッチやプロトタイピングによって可視化しました。

参加された伊賀上さんから感想文をいただきましたので、ぜひお読みください。


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私は普段サービスデザインを中心としたデザイナーとして、新しいサービスの創出や体験設計に取り組んでいます。その中で、どのようにすれば持続可能な未来に移行できるようなデザインをなるべく早く行うことができるのかということ、だれかを置き去りにしない形のデザインができないかということに日頃から関心があり、今回のワークショップに参加させていただきました。


ワークショップでは、1日目に開かれた製品の事例のインプットと、そのパターンについて学びました。その後、2日目に今回のテーマである自販機を分解・分析した上で、1日目に学んだパターンに沿って自販機のアイデア出しを行い、プロトタイピングしました。パターンと事例がわかりやすく、大変学びになりました。また、手を動かしてつくってみることは、参加者としてとても楽しかったです。


今回のワークショップを通し、開かれた製品を作ることの難しさも実感しました。ワーク後の懇親会での講師の方々や参加者との雑談も通して、さらに試してみたいことや今回のワークショップで学んだことの取り入れ方など、ディスカッションすることができました。ワークショップで終わりではなく、どう生かしていけるか、懇親会のお時間を設定いただいていたので皆さんとお話しすることができたと思います。機会のご提供をありがとうございました。


今回の学びや気づきを、引き続き深めながら、実務にも活かしていきたいと思います。


伊賀上詩織

富士通デザインセンター/デザイナー


<プログラム概要>


プログラムタイトル:オープンエンデッド・プロダクト - ものづくりとトランジションデザインの接続を試みる


講師:牛込 陽介(Takram London)、福丸 諒(日立製作所 研究開発グループ)、野末 壮(Hitachi Europe Ltd.)


開催日時:2023年

Day1: 8月22日(火) 09:30-12:00、Day2: 8月25日(金) 09:30-18:00


形式:Day1:オンライン、Day2:会場実施(ARCH)


内容:こちらをご覧ください。

 



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